初回起動:カードは気に入ったけれど、その先は会話次第でした
AI Cafeをある夜、シンプルな目的を持って開いてみました。「こんにちは、今日は何をしましょうか」で終わらない、少し骨のあるキャラクターを探したかったのです。トップページを開くとすぐに、見覚えのあるキャラクターとオリジナルキャラクターが並んでいるのが分かりました。公式サイトのAI Cafeはまさにそう説明しています。作品のキャラクターを選ぶことも、自分だけのチャットボットを作ることもできる、と。
私が選んだのは、小さな深夜カフェを舞台にしたオリジナルキャラクターでした。挨拶の代わりに、行動と少し奇妙なディテールを含むメッセージを送ってみました。
窓際に座って、濡れたチケットをカウンターに置き、なぜ明日の日付が印字されているのか尋ねた。
最初の返信は、思っていたよりずっと生き生きとしていました。キャラクターはチケットと窓の外の雨に気づき、よくある自己紹介の流れに逃げませんでした。悪くないスタートです。ただ、きれいな出だしだけでは何も証明できません。私が本当に気になったのは、このチケットが数メッセージ後も物語の一部として残るのか、それとも褒め言葉の応酬の中で消えてしまうのか、という点でした。
コンパニオンの候補
始めるキャラクターを選びましょう
何人かのキャラクターを試してから、誰と始めるか決めてみてください。

Military Team
Call of Dutyの5人のオペレーター
Ghost、König、Keegan、Krueger、Nobodyとのグループチャットで、軍隊の規律とドライなユーモア、5人の声を一度に楽しみたい方に向いています。

Ethan
優しくて遊び心のある彼氏
温かい最初のメッセージ、やわらかな癒し、気軽に相性を試したい方に向いています。

Satoru Gojo
最強の呪術師
からかいの裏に守りたい気持ちが隠れた、遊び心たっぷりで強気な初回チャットを求める方に向いています。

Cain
何世紀も生きる吸血鬼
心を許した相手だけを守る、冷たく支配的な彼との、ダークでじっくり進む初回チャットを求める方に向いています。
AI Cafe:フォーマットと向いているシナリオ
AI Cafeは日本語ではなくロシア語で運営されているキャラクターチャットのプラットフォームです。カタログには、小説や映画、アニメを元にしたキャラクターと、ユーザーが考えたオリジナルボットが並んでいます。カードを選び、説明を読み、そのままチャットに進む流れです。
この方式は参入のハードルがとても低いのが特徴です。事前にモデルの違いを調べたり、10個近い設定を組み合わせてキャラクターを作り込んだりする必要はありません。ちょうどいい導入シーンのカードを見つけて、チャットを開き、最初の一言を送るだけです。短いロールプレイであれば、それで十分なことも多いはずです。
公式サイトでは、オリジナルキャラクターの作成やテキストのアップロードにも対応していると案内されています。ほぼ理想に近いキャラクターを探す代わりに、自分のアイデアを持ち込むこともできます。たとえば、見つけたフィルムの出どころを隠している古い映画館の支配人や、静かな日常会話の相手を作ることもできるでしょう。
この形式の限界が見えてくるのはもう少し先です。カードは雰囲気をよく伝えてくれますが、シーンや記憶、会話のスタイルをどこまで細かくコントロールできるかまでは見えません。継続して使うサービスを探しているなら、最初の返信だけで判断しないほうがよさそうです。その判断材料として、恋愛AIコンパニオンの必須機能10選という記事で紹介されている、役割設定・記憶・カスタマイズ・履歴・写真・音声・分かりやすい利用条件といったチェックポイントが参考になります。
私がAI Cafeで試した会話テスト
キャラクターは小さなディテールに気づいてくれました
私のシーンでは、キャラクターは濡れたチケットを無視しませんでした。ナプキンの下に隠すことを提案し、日付を確認し、その奇妙さを近くの閉鎖された駅と結びつけてくれました。返信には、こちらの言葉を言い換えただけではない、続きにつながる要素がありました。
弱点もすぐに見えてきました。キャラクターは自分の反応を細かく描写する一方で、物語をほとんど前に進めてくれなかったのです。仕方がないので、自分から対立を持ち込みました。
チケットを隠して。私を駅で探していた人が、今カフェに入ってきた。
私はキャラクターに、来店客に嘘をついてほしいこと、そして真夜中までチケットを返せないと覚えておいてほしいことを伝えました。返信はこの行動をきちんと受け止めてくれました。チケットはカウンターの下に消え、見知らぬ客には忘れ物の傘というでっち上げの話が渡されました。ここでのチャットは、質の良い即興の共同作業のように機能していました。私が展開を投げると、ボットがそれを拾い、また次の一手のための余地を残してくれるのです。
数メッセージ後、キャラクター設定が揺らぎ始めました
次に私は、あえて会話を脇道にそらしてみました。カフェのオーナーについて尋ね、お茶を注文し、見知らぬ人を信じていいのかという短い議論を始めたのです。キャラクターは全体として警戒するトーンを保ってはいましたが、返信は少しずつ一般的なものになっていきました。店内の細かい描写は消え、深夜カフェという設定は次第にただの背景になっていきました。
会話自体はつながっていましたが、見知らぬ人がすぐそばで会話の一部を聞いているという設定を、また改めて思い出させる必要がありました。心地よいチャットと、コントロールできる物語との違いが出てくるのは、まさにこの部分です。前者では雰囲気のある返信だけで十分ですが、後者では一つひとつの行動が少しずつ次のシーンを変えていく必要があります。
私はキャラクターを最初の約束に引き戻しました。
あなたは真夜中までチケットを渡さないと言った。なのになぜ今、それを手に持っているの?
ボットは矛盾を認め、裏面の刻印を確認したかったから、という説明を作り出しました。うまい切り抜け方ではありましたが、自然な展開というより、指摘されて修正した、という印象のほうが強く残りました。
序盤の文脈はどこまで残っていたか
さらに数メッセージ後、「あのときあなたを怖がらせた日付は何だったの?」と聞いてみました。ボットは日付が未来のものだったことは覚えていましたが、それを翌日と正確には結びつけてくれませんでした。このシーンでは、直近の文脈だけで主要な謎を見失わずに済みましたが、一度の会話から長期記憶についての技術的な結論を出すことはできません。
違いがはっきりするのは、後でチャットに戻ってきたときです。今の会話の文脈は、直前のやり取りを続けるのには役立ちます。一方で、編集可能な記憶があれば、保存されたディテールを確認したり、修正したり、不要な情報を忘れるようキャラクターに頼んだりすることができます。この違いについては、AI彼氏の記憶はどうあるべきかという記事で詳しく解説しています。
AI Cafeについての印象は、正直なところ複雑でした。出だしのシーンは気に入りましたし、キャラクター設定も二言目で会話を閉じたくなるほど早く崩れることはありませんでした。ただ、クオリティは私自身がどれだけ具体的な情報を加えるかにかなり左右されました。少しコントロールを緩めると、キャラクターはすぐに無難な返信を選ぶようになったのです。
カタログとキャラクター設定
AI Cafeのカタログは、アイデアを探すには使いやすい作りです。既に性格が決まっているキャラクターを選ぶこともできますし、有名作品の背景を持たないオリジナルボットを選ぶこともできます。私は後者のほうが気に入りました。「原作のキャラクターはこう話すべきだ」という自分の思い込みと戦わずに済むからです。
私が選んだカードには、キャラクターの基本的なコンセプトと最初の状況が書かれていました。会話の方向性をつかむには十分でしたが、ボットの実際の質はチャットの中でしか分かりませんでした。同じくらい魅力的な説明を持つ二人のキャラクターでも、行動や対立、序盤のディテールへの立ち返り方に対する反応は大きく異なることがあります。
自分のキャラクターとしては、こぢんまりとした探偵ものを考えました。物静かな話し相手、真夜中以降は閉まるカフェ、姿を消した客、そして夜明けまでドアを開けてはいけないというルールです。AI Cafeの公式サイトでは、オリジナルのチャットボット作成とテキストのアップロードに対応していると案内されているので、既製のカードだけでなく、自分のベースとなる設定を持ち込みたい人にも向いています。
もっとも、エディター機能があるからといって、コントロールしやすい会話が保証されるわけではありません。長めのストーリーを続けるなら、フォーマットや導入シーン、返信のスタイル、モデルを個別に選べるほうが、私にとっては扱いやすく感じます。そうでない場合、必要な振る舞いを最初の一言だけで引き出す必要があり、その後は手作業でキャラクターをルールに引き戻し続けることになります。
AI Cafeの料金と実際の制限
AI Cafeの料金について言えること
今回の一連の利用の中で、AI Cafeはカタログを開いてそのままチャットに進む流れの中に、購入専用の画面を挟んできませんでした。一方で、公式のトップページには、料金やクオータ、有料機能の詳細を示す表は見当たりません。
そのため、「AI Cafeは完全無料」という言い方は、公開されている情報が裏付けるよりも強く聞こえます。より正確に言うなら、トップページに公開された料金表なしにテキストチャットへ入れる、という表現になります。一晩だけの短いシーンを楽しむにはそれで十分ですが、継続的に使うとなると、透明性のある上限が明示されているかどうかも、サービスの質の一部になってきます。
mybf.botの無料モードとクレジット
mybf.botではアクセスの仕組みがより具体的に説明されています。登録前は5通のゲストメッセージを送ることができます。登録すると会話履歴が保存され、常設の無料モードが開放されます。1日50通のテキストメッセージ、月3回の写真生成、月10回のボットからの音声返信です。
無料枠を使い切ると、そこからはクレジットが消費されます。
- テキストメッセージ1通:1クレジット
- 通常の写真:10クレジット
- 18禁の写真:20クレジット
- ボットからの音声返信:7クレジット
有料プランは30日間有効です。上限や各アクションのコストは料金ページで公開されています。
クレジット制は、すべての機能を無制限に使いたい人には向かないかもしれません。ただし、費用があらかじめ分かるという利点があります。テキストメッセージを追加で10通送るなら10クレジット、写真を1枚生成すればそれだけでかなりの分を消費する、という具合です。
シンプルな形式のAI Cafeが物足りなくなる場面
AI Cafeの一番良いところは、最初の数分に詰まっています。ロシア語のカタログ、ユーザー作成のキャラクター、そしてすぐにチャットへ進める分かりやすさのおかげで、思いついたアイデアをすぐに試すことができます。長い設定作業から始める必要もありません。合いそうな導入シーンのカードを開き、行動を書き、ボットがそれを拾ってくれるかを見るだけです。
既製のキャラクターから自分のキャラクターへ切り替えられる点も気に入りました。ロールプレイのシナリオを書く人にとっては、大きなカタログよりもこちらのほうが役立つことがあります。近いキャラクターを探し続けるより、欲しい性格を自分で書いてしまうほうが早いからです。
シンプルな形式が物足りなくなり始めたのは、続きの展開をコントロールしたいと思った瞬間でした。私のシーンでは、ボットは主要な謎こそ保ってくれましたが、脇役の行動を何度か見失い、無難な返信に戻ってしまうことが何度かありました。ほとんど文字通り、チケットをもう一度テーブルに置き直すような作業を、私は繰り返す羽目になりました。一晩限りの即興であれば許容範囲ですが、何度も戻ってきたくなる会話を求めるなら、この繰り返しの説明はすぐに疲れる原因になります。
ユーザー作成キャラクターのクオリティは、別に評価するべきポイントです。丁寧に書かれた導入設定は助けになりますが、粗い設定だと無難な返信のための余白が大きくなりすぎます。AI Cafeでは、利用者自身が会話相手であると同時に、共著者であり、シーンの演出家にもなりがちです。
どのAIチャットにも共通することですが、パスワードや決済情報などの秘密情報は送らないようにしてください。AI Cafeの公式トップページには、18禁モードの個別設定やルールについての説明が見当たらないため、この記事では18禁モードを確認済みの機能一覧には含めていません。mybf.botの大人向け設定は18歳以上のユーザーを対象としており、公開されている利用規約に沿って運用されています。データの扱いについては、別途プライバシーポリシーで説明されています。
AI Cafeの良かった点
- ロシア語対応で、既存キャラクターとオリジナルキャラクターが一つのカタログに並んでいる
- カードを開いてすぐにチャットへ進める、参入障壁の低さ
- オリジナルキャラクターの作成やテキストのアップロードに対応している
AI Cafeの物足りなかった点
- 公式トップページに料金表がなく、費用や上限が分かりにくい
- 会話が長くなるほど、脇役の行動や細かい設定を見失いやすい
- 18禁モードの個別設定やルールが公式サイトに明記されていない
AI Cafeとmybf.bot、あなたのシナリオに合うのはどちら?
どちらもAIキャラクターと会話できるサービスですが、想定している会話の深さが違います。
| 比較項目 | AI Cafe | mybf.bot |
|---|---|---|
| 初回の始め方 | カタログでカードを選び、そのままテキストチャットへ | ゲストのまま始められ、登録すると履歴を保存して無料プランを継続できる |
| カタログ | 作品由来のキャラクターとユーザー作成のオリジナルボット | 男女それぞれの厳選されたキャラクターと、審査を通過したユーザー作成キャラクター |
| キャラクター作成 | オリジナルチャットボットの作成とテキストのアップロードに対応 | 非公開キャラクターの作成、または審査後の公開申請が可能 |
| シーンの始め方 | カードと最初の一言の内容に結果が大きく左右される | 新しい会話を始める前にロールプレイ・リアルチャット・ストーリーの形式、シーン、スタイル、モデルを選べる |
| 文脈と記憶 | 今回のテストでは主要な謎は保たれたが、細かい設定は何度か思い出させる必要があった | 履歴が保存され、ボットの記憶を編集できる。覚えておいてほしいことや、忘れてほしいことを伝えられる |
| モデル | 公式トップページにモデル選択についての記載はない | 会話ごとに複数のモデルから選べる |
| 写真と音声 | 公式トップページはチャットとキャラクター作成が中心 | 登録後に生成写真、ユーザーの音声メッセージ、ボットからの音声返信が使える |
| 18禁モード | 個別設定やルールが公式トップページに明記されていない | 成人向けの会話・写真設定を用意し、安全面のルールを設けたうえで利用できる |
| 料金 | トップページに詳細な料金表は見当たらない | ゲスト5通のあと1日50通のテキスト、月3回の写真、月10回の音声返信が無料。それを超えるとクレジットを消費 |
mybf.botでは、新しい会話を始める前に設定が完了します。まず、短いメッセージのやり取りにしたいのか、ロールプレイのシーンにしたいのか、もう少し文学的なストーリーにしたいのかを選びます。次に、最初の状況や返信の長さ、スタイル、必要であればモデルを選びます。これにより、最初の十通ほどのメッセージをフォーマットの説明に費やしてしまう可能性が下がります。
記憶が変えてくれるのは一通の返信ではなく、次に会話を再開したときの体験です。たとえば今日、見つけた手紙を開けないとキャラクターと約束したとします。次に戻ってきたとき大切なのは、挨拶へのきれいな返信ではなく、その約束自体が守られていることです。mybf.botでは、ボットの記憶を確認したり修正したりできます。記憶は完璧ではなく、ボットを人間に変えるものでもありませんが、大切なディテールを利用者自身がコントロールできるようになります。
写真や音声は誰にとっても必須というわけではありません。テキストだけのほうが想像の余地を残せて、シーンから気が逸れにくいと感じる人もいます。自分に合った形式を選ぶ際の参考として、音声・写真・テキストの会話形式の選び方という記事も役立ちます。
設定のコントロールと会話の続けやすさという点では、私にとってmybf.botのほうがAI Cafeより優れた代替アプリでした。その強みは「一番賢い」という宣伝文句ではなく、コントロールできることそのものにあります。フォーマットやシーン、モデルを選び、履歴を保存し、記憶を編集し、必要なら写真や音声を加えられる。トレードオフも明確で、無料でできることには上限があり、それを超えるとクレジットを消費します。
AI Cafeとmybf.botの選び方
AI Cafeが向いているのは、ロシア語のカタログを開いてユーザー作成キャラクターを見つけ、短いテキストシーンを楽しみたい人です。キャラクターや自分のアイデアで実験したい人、自分から積極的に物語を動かし、行動を加え、テンポを作っていける人に向いているサービスです。
mybf.botが向いているのは、何度も戻ってきたくなる会話を求めている人です。履歴が保存され、記憶を編集でき、会話を始める前にフォーマットやシーン、スタイル、モデルを選べます。写真や音声も同じ会話の中で使えます。そのコントロールと引き換えに、無料モードの上限と、それを超えた後のクレジット制を受け入れる必要があります。
どちらを選ぶかは、目的次第です。私自身は、シンプルなテキスト実験やユーザー作成キャラクターを試したいときはAI Cafeを、長く続けたい会話にはmybf.botを選びます。
用意されたキャラクターを見て、フォーマットとシーン、モデルを選んでから、無料で会話を始めてみてください。

